Inland Japan Innovation Ecosystem（IJIE／アイジー）は、2025年11月13日(木)にシャトレーゼホテル談露館（甲府市）において、IJIE第3回全体会議を開催しました。

第3回全体会議では、山梨大学SU創出共同機関責任者の市川満理事（財務・施設・産学官連携担当）・副学長による開会挨拶の後、来賓の文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課産業連携推進室の大榊直樹室長補佐、科学技術振興機構スタートアップ・技術移転推進部の笹月俊郎部長、山梨県産業政策部の小林洋一理事よりご挨拶と、スタートアップ支援等に関する施策紹介についてお話しいただきました。

基調講演では、「大学がけん引する産学官金連携による地域活性化の取組」と称して山梨大学の中村和彦学長から、地域における大学を中心としたスタートアップ創出エコシステムの形成に関する取組についてご講演いただきました。

続いて、IJIEプログラム代表者の信州大学の松山紀里子がIJIE事業の活動報告として、IJIEの事業概要と参画機関増加の報告、IJIE-GAPファンドプログラム2025の実施報告、スタートアップ創出支援体制・環境の整備状況について説明を行い、最後に今後の活動について紹介を行いました。

IJIE-GAPファンド採択研究開発課題発表では、ステップ1およびステップ２の採択課題から２0名の研究代表者により、事業概要、技術シーズの概要、スタートアップ設立に向けた計画を発表いただきました。

パネルディスカッションでは、冒頭にオープニングトークとして名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部イノベーションアントレプレナーシップ推進室の河野廉室長より、「ディープテックスタートアップとはなにか」についての講演がありました。その後、信州大学松山本部長をモデレーターに、文部科学省大榊様、山梨県森田様、山梨中央銀行折居様、ビジョンインキュベイト永平様、名古屋大学河野様らをパネリストに招き、「産学官金連携によるスタートアップ・エコシステム」についての議論を交わしました。

最後に、石井昭彦埼玉大学理事（研究・産学官連携担当）・副学長から、参加者への感謝を述べ、第4回全体会議を埼玉県で行う旨を宣言し閉会の挨拶を締めくくりました。

IJIEは、参画機関が実施する、各地域で実施されるスタートアップ支援事業やイベント等との連携を推進していきます。
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