採択課題
研究代表者
信州大学
教授
天野 良彦
Yoshihiko Amano
事業推進課機関
株式会社みらい創造インベストメンツ
採択課題名
アップサイクル用水熱・酵素技術を活用した地域資源循環による新規産業創出
プロジェクト概要
食品業界ではサステナブルがキーワードになっており、フードロス対策や持続的な農業実現など環境に優しい「食」の実現が求められている。世界初の連続式液密水熱反応プラントおよび酵素とのハイブリッド処理により、化学薬品不使用で機能性物質を抽出できるが、より生成物の精緻な構造コントロールを行い、未利用資源からのアップサイクルを可能とする。顧客とのタイアップにより、おから・ソルガムからの機能性物質抽出、バリューチェーンの構築と、バイオスティミラント資材の酵素ハイブリッド処理による精緻化、上市を目指す。
製品・サービスの概要(申請時)
未利用資源からのアップサイクルとして、糖、タンパク質等の機能性物質を、低コストで抽出が可能である
①健康・安全:水の持つ触媒機能と溶媒効果により化学薬品無使用で機能性物質を抽出
②フードロス削減、未利用資源の活用:アップサイクルかつ非可食バイオマスからの新規素材
③コスト削減:製造原価の低い原料からの高付加価値素材の生成
④持続的農業への貢献:バイオスティミュラント効果が確認されているβ糖質を抽出
SU設立に向けた活動計画(申請時)
機能性物質抽出~販売までSU主導のバリューチェーン構築と、酵素とのハイブリッド技術開発による早期商用化を図り、商用ファーストプラントの設立を目指す。並行して経営チーム構築等の創業準備を行う。