採択課題

研究代表者
宇都宮大学
准教授
藤村 隆史
Ryushi Fujimura
採択課題名
AR/MR用ホログラフィック導光板デバイスの開発
プロジェクト概要

AR/MRグラスとは、現実世界の視界にデジタル情報を重ねて表示できるウェアラブルデバイスである。われわれは、このAR/MRグラスの情報伝送を担う重要な要素技術として、垂直方向視野域を拡大できる円筒波体積ホログラフィック光学素子に関する技術シーズ、および視野内の輝度均一性を改善する線対称入力法という2つの技術シーズを有している。本プロジェクトでは、これら2つの技術を組み合わせたホログラフィック導光板の試作開発を行い、ビジネスとしての可能性を評価する。
製品・サービスの概要(申請時)
本技術シーズを搭載したAR/MRグラスは、ブラッグ回折に起因する高い解像度と光効率によって鮮明な視覚体験と長時間のバッテリー寿命を可能にする他、垂直方向にも広い視野角を有し、複数の光学機能を一つの導光板に一体化した軽量なデバイスを可能にする。これにより広視野角と高い輝度均一性、軽量性を実現し、エンターテインメント、教育、医療、製造業など様々な分野においてユーザーに没入感のある映像体験を提供する。
SU設立に向けた活動計画(申請時)
AR/MRグラス用のホログラフィック導光板デバイスのプロトタイプを完成させ、ビジネスとしての実現可能性を示す。また製品化に向けた技術的・市場的な評価を確立し、資金調達や特許技術の拡充、パートナーシップ構築を進める。