採択課題

研究代表者
信州大学
教授
朴 虎東
Ho-Dong Park
採択課題名

水中スピーカーの低周波振動を応用した有害アオコ制御装置の実用化

プロジェクト概要

本プロジェクトより開発するアオコ抑制装置は、物理的な抑制方法であることから他の水生生物への影響が少ないことと、他の藻類の成長には影響を及ぶことがなく有毒アオコのみ成長阻害をすること、アオコの細胞を非破壊的に成長抑制することが優れた点である。本研究で開発される装置は、アオコの増殖を抑制することとアオコ発生前から稼働することで発生を事前に防止するための新しい技術開発の可能性を含んでいることが本研究の特色である。低周波振動法はガス胞を持つラン藻に特異的に作用するユニークな対策法である。

製品・サービスの概要(申請時)

ダム湖やため池、お堀といった場所でのアオコの大量発生を防ぐことは、その水質や魚類やその周辺に生息する生物の生態系の維持のほか、悪臭回避等を含めた景観保全にもつながる。本システムを使ってアオコの発生を防ぐことができれば、壊滅的な影響を受ける漁業への被害や異常発生によって水源が汚染され水道水に混入にすることによる健康被害などへの対策としても期待できる。

SU設立に向けた活動計画(申請時)

未活用の研究アイデアを集積するプラットフォーム「L-RAD」に本課題をアップデートして、本研究アイデアに関心がある企業と協力関係を築いて,スタートアップにアドバイスを頂けるように活動を行う。