採択課題

研究代表者
信州大学
教授
新藤 隆行
Takayuki Shindo
事業推進課機関

東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、株式会社ケイエスピー

採択課題名

腫瘍微小環境を正常化し、難治性がんを完治に導く革新的治療薬の開発

プロジェクト概要

独自に発見した腫瘍微小環境(TME)の司令塔分子(ハブ分子)を標的とし、TMEの主要な構成細胞(CAF・TAM)を殺さずに正常化・再構築させ、がんを排除する世界初の戦略で、難治性がんを完治へ導く創薬基盤を構築する。本事業では、先行する免疫誘導ペプチドの臨床試験開始に向け、非臨床パッケージの確立を完遂する。これにより、がん治療のゴールを「延命」から「治癒」へと転換し、日本発のグローバル・バイオファーマ創出を目指す。

製品・サービスの概要(申請時)

既存の免疫チェックポイント阻害剤(ICI)等が十分に奏効しない、予後不良な難治性固形がん(Cold Tumor)を第一対象とする。腫瘍への薬物や免疫細胞の侵入を阻む「腫瘍微小環境のバリア」を根本から打破するため、独自に同定した腫瘍微小環境の司令塔分子を制御する革新的な「免疫誘導ペプチド」を開発し、細胞を殺さずに正常な形質へ教育・転換する世界初のアプローチで、「治癒」という新たな医療価値を提供する。

SU設立に向けた活動計画(申請時)

事業化推進機関およびプロフェッショナル経営者によるプレ創業チーム主導で事業計画と知財戦略を精緻化する。本事業でペプチドの非臨床パッケージ完成を行い、事業リスクを極小化した状態で2029年4月にスタートアップを設立。シード調達によりGLP試験用原薬の製造および安全性試験に着手する。