採択課題

研究代表者
信州大学
特任教授
浅見 崇比呂
Takahiro Asami
事業推進課機関

MPO株式会社

採択課題名

誘引フェロモンによる害貝防除法の開発及び事業化

プロジェクト概要

ありとあらゆる農作物(果実・野菜・豆類・根菜・穀類)を食害するマイマイ・ナメクジ類(害貝)は、食材調達先の生産国および加工・販売する輸入国の関連産業(食/健康サプライチェーン)に莫大な経済損失をもたらしている。本プロジェクトは、害貝の分泌する誘引フェロモンを化学同定する世界初の技術を駆使し、有機駆除ツール試作品(ステップ1成果)のフィールド検証および顧客ニーズ/評価の分析を重ね、量産化モデルを製作する。これにより本期間終了後の事業開始を実現する。

製品・サービスの概要(申請時)

核となる製品は、害貝を誘殺する散布剤・トラップである。害貝だけに有毒なリン酸第二鉄(EU・日本唯一の有機認定化合物)は害貝を誘引しない。このペインに対するソリューションとして新規の誘殺散布剤を製品化する。これまで果樹に登る害貝は防除する術がなかった。このペインに対するソリューションとして新規の誘殺トラップを製品化する。環境負荷がきわめて低いオーガニック害貝防除を革新するこれらの製品は、害貝食害を解消し、アグリ省力化・コスト削減を実現する。

SU設立に向けた活動計画(申請時)

経営者候補人材を採用し、金融機関からの融資・VCからの出資による資金調達によりスタートアップを設立する。国内のワースト害貝防除に特化した経営基盤を確立した後に、世界5大害貝類の防除(海外市場)に拡大する。