採択課題

研究代表者
宇都宮大学
教授
大森 宣暁
Nobuaki Ohmori
採択課題名

都市環境の質的向上と中心市街地空洞化対策に資するAI動態モニタリングの開発

プロジェクト概要

まちづくりや都市計画における交通動態把握は未だに調査員手動カウンター方式が主力であり、携帯位置情報や専用カメラによるものは高コストになっている。本研究では監視カメラ画像等の汎用動画データを解析するAI動態モニタリング・システムによって、人や自動車等の交通動態をリーズナブルかつシームレスに得ることを可能にする。中心市街地空洞化対策では、交通最適化とにぎわい創出が課題であるが、その定量的な把握・分析を容易にする「まちづくり」ソリューションの提供を目指すものである。

製品・サービスの概要(申請時)

本研究に近い製品・サービスとして、大都市空間や大型イベント等における「群衆監視ソリューション」や「行動分析ソリューション」があり、大手電機メーカーや通信会社、情報マーケティング会社等が参入する高付加価値マーケットである。本研究のAI動態モニタリングは、重装備化・専門化が進む方向に対してリーズナブルでシンプルなソリューションをめざしておりハードウェアに拘束されない汎用動画カメラのデータ解析に特化することが独自性である。

SU設立に向けた活動計画(申請時)

本研究メンバーのコンサルティング会社がすでに実績をあげており、初期は提携による調査受託を狙う。大きな投資を要さないスモール・スタートとし、安定的で社会貢献度の高い地域ソリューション型のスタートアップを目指す。