採択課題

研究代表者
埼玉大学
教授
綿貫 啓一
Keiichi Watanuki
採択課題名

聴覚情報刺激提示による精神的ストレス軽減技術の開発

プロジェクト概要

本事業では、ストレスに起因する諸問題に悩む企業および人に対して、聴覚刺激でストレスを軽減し、諸問題の発生を抑制することを目的として研究開発を行うものである。音声から感情を推定し、その状態に応じて適切な聴覚刺激を提示することで、ストレスを緩和する音響メンタルケア技術の社会実装を目指す。タブレットやスピーカー等の汎用機器で運用可能なプロトタイプを構築し、製造・流通・医療・介護・オフィスなど多様な現場での実証を通じて、製品仕様の確定と初期導入モデルの検証を行う。

製品・サービスの概要(申請時)

本技術は、音声情報による感情解析に基づき、音と色でストレスを可視化・緩和する日本初のマルチモーダル感情フィードバックシステムである。タブレットとスピーカーで導入可能であり、聴覚・視覚効果も実現しており、他社にない即時対応性および柔軟なUX設計を有する。本技術は、音声から推定した感情状態に応じて、即時に最適な音響刺激を提示する構造を有しており、感情の可視化にとどまらず、ストレス状態の変化を促す能動的介入を実現する点に特徴がある。

SU設立に向けた活動計画(申請時)

スタートアップ設立に向けて、経営者候補人材の確保を進めるとともに、アクセラレーションプログラムへの応募や資金計画の策定を通じて、持続可能な研究開発および事業推進の体制を構築する。