採択課題

研究代表者
信州大学
教授
小松 一弘
Kazuhiro Komatsu
採択課題名
資源回収・分散型生活排水処理システムを起点とするWater Initiative Circular Economy事業開発
プロジェクト概要

地域の持続可能な水、エネルギー、肥料要素の再生と循環を実現するため、完全自立分散型の資源回収・分散型生活排水処理システムを開発する。具体的には嫌気性MBR生活排水処理システムを実用化し、それをコア技術とした再生水・エネルギー、肥料要素の三位一体型回収システムを構築する。さらに、低金利Sustainability Bond発行における運転実施エビデンスレポート生成等の支援、運用保全・継続的運用改善支援及びナレッジプラットフォーム提供も可能にする。
製品・サービスの概要(申請時)
ファウリングが起きにくいチューブラー型UF膜の適用により、嫌気性MBRを実用化する。また、その後段では、信州大開発低ファウリング超低圧RO膜モジュール、ゼオライト/軽量コンクリートにより肥料要素の濃縮・回収も実現する。さらに本事業では業界で初めて、各種処理場運用システムのデータ類から、形式をカスタム化したレポートを自動作成するソフト等によりサステナビリティボンド獲得を支援するサービスを提供する。
SU設立に向けた活動計画(申請時)
2026年以降、ファンド用レポーティング支援ソフトを開発し、事業体の詳細計画等を設計する。また国土交通省B-DASH事業のFSを2027年から開始する。その開発システム運用開始に合わせて会社を設立する。