採択課題

研究代表者
山梨大学
准教授
井上 久美
Kumi Inoue
採択課題名
ワイン生産管理効率化とブランディングのためのタンク設置型自動亜硫酸センサ
プロジェクト概要

本事業では、ワイン醸造タンクに設置可能な自動亜硫酸センサを開発する。バイオセンサ技術を応用し、分子状亜硫酸濃度をサンプリング不要で高感度・連続モニタリング可能とする。小規模ワイナリーでも品質管理の省力化と安定化を実現し、高品質ワインを安定生産するための醸造管理のトータルシステム構築を目指す。
製品・サービスの概要(申請時)
開発する製品は、ワイン醸造タンク内の気相からワイン中の分子状亜硫酸濃度をリアルタイムに測定し、スマート端末に送信できるセンサシステムである。サンプリングや高価な分析装置や専門知識を必要とせず、連続測定と自動化により、小規模ワイナリーでも安価かつ簡便に高品質なワインの製造管理が可能となる。
SU設立に向けた活動計画(申請時)
2028年度のスタートアップ設立を目指し、センサの試作機開発・技術確立と特許出願を進めつつ、県内ワイナリーと連携した実証やビジネスパートナー探索、資金調達戦略を支援人材と共に実施する。