採択課題

研究代表者
信州大学
教授
古山 通久
Michihisa Koyama
採択課題名
多元素ナノ合金データベースを基盤とした材料創製支援プラットフォーム
プロジェクト概要

世界唯一の多元素ナノ合金データベースを核としたマテリアルズ・インフォマティクスプラットフォームを開発する。開発プラットフォームは、未知の機能の宝庫である多元素系材料の高速なスクリーニングおよびホワイトボックスAIによる機構解明を支援し、カーボンニュートラルや資源循環といった社会課題の解決に資する高難度反応を実現する革新的触媒などの材料探索を加速するSaaS事業を展開する。並行して、ハイスループット合成を展開する研究グループとの協働をスコープに入れたビジネスモデルも構築する。
製品・サービスの概要(申請時)
計算機支援設計で一般的なプリ/ポストおよびソルバーのうち、開発サービスはプリ/ポストに特徴があり、特に多元素材料への対応で唯一のサービスを実現する。ソルバーとの連携を含めて、受託開発からはじめ、顧客の導入状況やサービスの成熟度に応じて段階的に拡張していく。計算結果は、実験による検証やフィードバックが重要であり、予測と実験の往還による開発サイクルを通して、サービスの有効性を実証する。
SU設立に向けた活動計画(申請時)
ステップ1終了後に、その段階での事業性・顧客ニーズを踏まえ、実験研究グループと連携し、研究開発基盤を強化した形でのスピンアウト構想を得て、2026年度後半以降の法人設立を判断する。